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カゴメ・つぶより野菜は危険なの? 安全性を調べてみた

Google検索では、「つぶより野菜 危険」というキーワードで月800円以上検索されているようです。

つぶより野菜は無添加の野菜ジュースなので、一見危険なことはなさそうですが、なにが問題なのでしょうか? 

この記事では、つぶより野菜の原材料や危険性などについて紹介します。

原材料は危険ではない

つぶより野菜の原材料は、このようになっています。つぶより野菜は無添加なので、添加物の面では危険な要素はありません。材料も、レモン以外は国産のものを使用しているそうで、農薬の基準が緩い国の農産物なので危険ということもありません。

濃縮にんじん(にんじん(国産))、野菜(トマト・セロリ・メキャベツ(プチヴェール)・レタス・ほうれん草(濃縮還元))、レモン(濃縮還元)

ジュースというのはもともと添加物少なめの商品なので、スーパーで売っている大手メーカーのジュースでも、香料、クエン酸、ビタミンくらいです。

添加物の中でも無害系のものが中心なので、気になるのは香料くらいです。

ただし、栄養的には必ずしも無添加が優れているわけではありません。加熱することによって、ビタミンCがなくなってしまうからです。

ビタミンCが少ない

濃縮還元の野菜ジュースは、野菜の生産地の近くで原料を加熱して水分を飛ばして濃縮し、体積を減らしたものを消費地の近くに輸送して、水分を加えることで製造します。

その加熱の過程で、ビタミンCが失われてしまうのです。そのため、スーパーで売っているカゴメの野菜生活シリーズには、ビタミンCが添加されていることもあります。

商品名原材料

野菜生活100マンゴーサラダ
野菜(にんじん(輸入、国産)、ピーマン、かぼちゃ、とうもろこし、たまねぎ、メキャベツ(プチヴェール)、紫キャベツ、紫いも、だいこん、アスパラガス、ブロッコリー、キャベツ、クレソン、ビート、はくさい、ケール、ほうれん草、パセリ、レタス、セロリ)、果実(りんご、レモン、マンゴー、パッションフルーツ、バナナ、アセロラ)/ビタミンC、香料、クエン酸、ビタミンB2、ビタミンE、ビタミンB12
野菜生活100オリジナル野菜(にんじん(輸入、国産)、小松菜、ケール、ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草、アスパラガス、赤じそ、だいこん、はくさい、セロリ、メキャベツ(プチヴェール)、紫キャベツ、ビート、たまねぎ、レタス、キャベツ、パセリ、クレソン、かぼちゃ)、果実(りんご、オレンジ、レモン)/クエン酸、香料、ビタミンC

一方、つぶより野菜はビタミンCを添加していないので、ビタミンCは含まれていません。

野菜生活100オリジナルと、1本あたりのビタミン系の栄養素を比較してみました。

商品名つぶより野菜野菜生活100オリジナル
ビタミンA420~1300μg
ビタミンC30~170mg
ビタミンE0.5~3.0mg
ビタミンK0~34μg0~18μg
葉酸3~110μg0~46μg
α-カロテン840~6600μg
リコピン3~19mg
β-カロテン1~17mg4700~12000μg

含まれるビタミンの種類がバラバラなので一概に比較はできませんが、種類だけ見ると、つぶより野菜は5種類、ビタミンCが添加された野菜生活100オリジナルは6種類ですね。

栄養バランスを考えるのが面倒で楽することばかり考えている私としては、ビタミンCを添加してほしかったです(笑)

糖質が多いのは危険要素

カゴメのつぶより野菜は、果汁が入っていない100%野菜ジュースにしては飲みやすいです。

なぜ飲みやすいかというと、苦くなくて甘いからです。そして甘いと、糖質が多いという問題が出てきます。

スーパーでよく売られているカゴメの野菜ジュース「野菜生活」は、飲みやすくするために果汁が半分くらい入っていますよね。

そのような果汁入りの野菜ジュースは、糖質の取りすぎになるリスクがあるので「危険」といわれることもあります。

カゴメのつぶより野菜は、195グラムあたり15.2gの糖質が含まれているので、野菜ジュースとしては多めです。

果汁分30%の野菜生活100オリジナルの糖質が200ml13.4gなので、果汁入りの野菜ジュースよりむしろ高いですね。

これは糖質多めの野菜ジュース全般にいえる危険性なので、この点が気になる方は「つぶより野菜 危険」ではなく「野菜ジュース 危険」で検索すると、情報が得られます。

「つぶより野菜 危険」で検索される理由

「火のないところに煙は立たない」と言いますが、Google検索の性質上、火のないところに煙が立ってしまうこともあります。

「つぶより野菜 危険」で月800回も検索される理由はシンプルです。

Google検索には「サジェスト」という機能があります。ユーザーがあるキーワードを検索エンジンの検索窓に入力すると、関連するキーワードがいくつか一緒に表示される仕組みのことです。

例えば、「つぶより野菜」とGoogle検索に入力すると、「つぶより野菜」に関連したキーワードが一覧で表示されます。これに「つぶより野菜 危険」が入っていると、ついついクリックしてみたくなりませんか?

そのキーワードで検索する人が多ければ多いほど、表示される回数が多くなるので、気になってクリックする人が増えれば増えるほど、サジェストに表示される頻度が上がるというループが発生してしまいます。

サジェストになにが表示されるかは、個人の直近の検索履歴にもよります。食品の安全性について気にしてよく検索している人ほど、「つぶより野菜 危険」がサジェストとして表示されやすくなっていると思われます。

サプリでもいいのでは?

野菜ジュースを食べる目的として多いのは、食物繊維やビタミン、ミネラルですよね。

食物繊維は入っていることは入っているのですが、紙パック1本あたり、つぶより野菜が1.1~4.0g、野菜生活100オリジナルが0.2~1.7gです。

食物繊維は水溶性と不溶性の2種類があり、バランスよくとる必要があるとされていますが、野菜ジュースには水溶性のものしか含まれません。さらに、野菜ジュースでは量も少ないです。

厚生労働省が定めた、食物繊維の1日の目標摂取量は、18~64歳で男性21g以上、女性18g以上です。野菜ジュースに入っている量はかなり少ないですよね。

普通に作った野菜ジュースではこれくらいが限界なので、食物繊維を添加した野菜ジュースも売られています。

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野菜ジュースのメリットの一つとされている食物繊維の量も微妙なら、糖質の量が気になる方は割り切ってサプリにするのもありなのではと思います。

ユーグレナという、自然の素材由来のサプリもあります。

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