この前、このブログが「ノンホモ牛乳 まずい」で検索した場合にGoogleで表示される候補に入っていることに気づきました。
確かにまずいといえばまずいかもしれません。届いた当日はとてもおいしいのですが、劣化が早く、消費期限内でもどんどんまずくなります。そもそも消費期限が普通の牛乳より大幅に短く、7日間しかないのですが、最終日あたりになるとまずくてとても飲みたくないと思うことも、、、。
また、ミルク感が強いので、それが苦手な人にはあまりおいしく感じられないようです。
今回の記事では、ノンホモ牛乳と普通の牛乳の違いについて紹介します。また、ノンホモ牛乳を含めた4種類の牛乳を飲み比べて、どれが一番おいしいのか検証します。
ノンホモ牛乳とは
ノンホモ牛乳は、生協でよく取り扱いがあるものです。筆者が現在メインで使っている生活クラブという生協にもあります。
生活クラブの説明によると、ノンホモ牛乳とは以下のようなものです。
牛乳本来の風味やおいしさを壊さないために、殺菌温度を72℃15秒間にしたパスチャライズド牛乳。ノンホモは乳脂肪の均質化処理(ホモジナイズド)をしていません。
「ノンホモパスチャライズド牛乳」という表記をしている生協もあり、「ノンホモ」と「パスチャライズド(低温殺菌)」の両方の特徴があります。
ノンホモとは
ノンホモとは、乳脂肪の均質化処理(ホモジナイズド)をしていないことが特徴です。
この均質化処理はなんのためにやるかというと、乳脂肪の分離を防ぎ、安定した味を保つことです。
乳脂肪が分離している様子は、ノンホモ牛乳を置いておくと確認できます。普通の牛乳は消費期限内は同じ様子ですが、ノンホモ牛乳は、脂肪分が上に浮いてクリーム状になります。
クリームが出始めたら、まずくなりはじめのサインです(笑)
パスチャライズドとは?
「パスチャライズ」とは、英語で低温殺菌のことです。通常の牛乳よりも低い温度で殺菌しているので、牛乳の風味がよく残っていておいしく感じます。
味の面でみるとパスチャライズド牛乳の方がおいしいと思うのですが、低温殺菌なので殺菌のレベルは低く、牛からしぼったミルクそのものに菌が少ない状態でないとうまく殺菌できないそうです。コストがかかるので、あまり販売されていないようです。
ノンホモ牛乳の消費期限が短いのは、同時に行われていることの多いこのパスチャライズドが原因です。
ホモジナイズドありのパスチャライズド牛乳もある
「ノンホモ」と「パスチャライズド(低温殺菌)」は別ものなので、「パスチャライズド」のみのものもあります。
原理上、「ノンホモ」だが「パスチャライズド」ではない牛乳も考えられますが、やはり扱いづらさの原因が「ノンホモ」なので、「ノンホモ」のみの牛乳はあまり見かけません。
生活クラブでも売っていますし、スーパーでも「タカナシの低温殺菌牛乳」はよく見かけます。
ノンホモ含む4本の牛乳を飲み比べ
生協に加入している人は、生協経由で購入できますが、アマゾンなどの通販でも購入できます。ただし、もともと消費期限が短いですから、なるべくすぐに配達してくれるところがおすすめです。
今回は、、アマゾン経由でネット購入した、スーパーのライフの高級シリーズである「ライフプレミアム」のノンホモ牛乳と、明治おいしい牛乳、タカナシの低温殺菌牛乳、おいしっくすのを飲み比べてみます。(おいしっくすだけパックをつぶしてしまったので写真に入っていません)
それぞれのお値段と、飲み比べた順位は以下の通りです。(1000ミリあたりに換算)
順位 | 商品名 | 価格 |
1 | ライフプレミアム・そのままの牛乳 | 540円 |
2 | おいしっくす・大地と風が育てた 北海道根釧牛乳 | 328円 |
3 | 明治・おいしい牛乳 | 285円 |
4 | タカナシ・低温殺菌牛乳 | 298円 |
ライフのノンホモ牛乳はやはり別格においしかったです。生協のノンホモ牛乳より高いのですが、その分が味にちゃんと繁栄されている気がしました。
おいしっくすの「大地と風が育てた 北海道根釧牛乳」は、ノンホモ牛乳よりは薄いものの、ミルク感や甘みが普通の牛乳よりは強く感じられます。ノンホモ牛乳の劣化の早さがやはり不便に感じて最近メインで購入しています。
おいしい牛乳は、上2つに比べると全然おいしくないです(笑)まずいというわけではないのですが、「おいしい」と感じられる要素があまりないように思います。
タカナシの低温殺菌牛乳は、低温殺菌牛乳にもかかわらずおいしい牛乳との味の違いがあまりないです。味は同じような感じなのですが、消費期限の短さがありますので、最下位にしました。
ある程度は値段に比例する
今回は、きれいに値段順の順位となりました。安いとやはりりおいしくない確率が上がるように思います。
生協だからスーパーのよりもおいしいというわけではなく、COOPブランドの牛乳は、そんなにおいしいと感じません。COOPも自分で価格重視と書いてあるので、味第一ではないと思われます。
良質な原乳を使用し、CO成分無調整牛乳としてはより低価格で提供します。
おいしっくすの牛乳はそれなりにおいしいと感じるので、今はこちらをメインで買っています。「パスチャライズド(低温殺菌)」ではない普通の牛乳にも関わらず消費期限が短いことで不満の声もあるようですが、ノンホモと違って消費期限内に味が変わるということはないので、我が家は特に不満なく飲んでいます。
パスチャライズド牛乳は味の違いをあまり感じない
スーパーで買うときは、なんとなく「タカナシの低温殺菌牛乳」を選ぶことが多かったのですが、やはり「ノンホモ」ではない「パスチャライズド(低温殺菌)」は、普通の牛乳との味の違いはそこまで感じません。
なので、「ノンホモ」はちょっと、、、という方は、「パスチャライズド」にはこだわらずに単においしい牛乳を探してみるのがいいのではないかと思います。
ノンホモ牛乳は人によっては嫌い
今回、夫にも商品名がわからないようにして飲み比べに参加してもらいました。すると、ノンホモ牛乳を飲んで、おいしくないと言ったのです。「ノンホモ牛乳みたい、ミルク感が強いのが嫌い」ということでした。
商品名がわからない状態でもノンホモ牛乳であることはわかるが、味がそもそも好きではないそうです。
ミルク感の強いハーゲンダッツのアイスもあまり好きではないそうなので、そういった人にはそもそも向かないでしょう。
ノンホモにこだわらないても、、、
ノンホモ牛乳は、届いた初日はむしろ普通の牛乳よりおいしいです。しかし、どんどん劣化していきます。
市販の牛乳は消費期限が15日程度と長いですが、ノンホモパスチャライズド(低温殺菌)は7日程度しかありません。
消費期限内であっても最後の方はまずいと感じられる味になるので、最初の方に感じるおいしさを差し引いてもデメリットに感じるようになり、我が家では今はノンホモパスチャライズド牛乳の購入はやめています。
「おいしさが抜ける」のではなく「まずくなる」んです(笑)
ついたらすぐに飲み切る派の方はノンホモでもいいと思います。しかし、それはちょっと、、、と思う方は、総合的に考えてほかの牛乳の方が合っているかもしれません。
今回飲んだノンホモ牛乳の、「ライフプレミアム・そのままの牛乳」は非常においしかったので、ノンホモ牛乳は、日常用ではなくてたまにおいしい牛乳を飲みたいとき用に我が家では利用しようと思います。