娘と一緒にスーパーに出かけた夫が、グリコのプッチンプリンを買ってきました。スーパーの加工品を買うのを私が嫌がるので、「子供がどうしてもこれがいいと言ったので、、、」という言い訳がついていました(笑)
プッチンプリンは給食で食べたことがありますが、勝手に「不自然に強いにおいの、添加物たっぷりのプリンもどき」くらいの悪いイメージを持っていました。
しかし、あらためてパッケージを見てみると、「着色料・保存料・人工甘味料不使用」と書いてあって、子供が食べても安心なものになっているようです。
娘はプッチンプリンがいいようですし、この機会にプッチンプリンについて調べてみたところ、Googleのサジェスト検索機能に「プッチンプリン プリンではない」というキーワードが表示されました。
母親が自然派マニアだったので、「プッチンプリンはプリンではない」ということは小学生のころに聞いていましたが、意外と有名な話だったんですね。
今回は、プリンについていろいろと考えてみました。
プッチンプリンの原理は寒天
プリンは本来蒸して作る料理ですが、グリコのプッチンプリンは蒸さずに寒天で固めているので、「プリンではない」と言われてしまいます。加熱すると固まるという卵の性質を利用した料理が本来のプリンということですね。
卵の量は少ない
プッチンプリンの原材料は、このようになっています。寒天はばっちり入っていますね。
加糖練乳(国内製造)、砂糖、ローストシュガー、植物油脂、脱脂粉乳、生乳、バター、加糖卵黄、クリーム、濃縮にんじん汁、食塩、うるち米でん粉、こんにゃく粉、寒天/糊料(増粘多糖類)、香料、酸味料、(一部に卵・乳成分を含む)
原材料というのは配合量が多い順に表記されるのですが、卵が8番目なのが気になります。これは今回初めて知りましたが、蒸している・いない以前の問題としてプリンではなさそうな感じがしてしまいます。
一方、同じようなプラスチック容器ですが、本来のプリンの作り方をしているメイトーの「カスタードプリン」の原材料は、このようになっています。卵が一番配合量の多い原材料で、寒天等は使われていませんね。
卵、砂糖、生乳、乳製品、カラメルソース、植物性油脂、デキストリン、糖類加工品/乳化剤、香料、増粘多糖類
プラスチック容器でも蒸している?
母親が自然派志向だったため、スーパーのプリンはNGでした。子供のころプリンは頻繁に食べるものではなく、モロゾフなどの洋菓子店で買ってきたガラス容器入りのものがたまに出てくるだけでした。
そのため、プラスチック容器のプリン=加熱以外の方法で固めているというようなイメージを持っていたのですが、卵を固める程度であればプラスチック容器の耐熱範囲で作れるそうです。
焼きプリンを作るのは耐熱範囲を超えてしまうそうなのですが、プリンメーカーのオハヨーが、上に別の材料をのせて少し焼くことで焼き目を作る製法を開発したそうで、プラスチック容器の焼きプリンも売られています。
プルプル感は固める系プリンの特徴
寒天などで固めたプリンは、「ケミカルプリン」や「ゲルプリン」と呼ばれるそうですね。寒天は昔ながらの素材ですから、「ケミカルプリン」と呼ぶのはなんだか悪意を感じてしまいますが、食感が異様にプルプルしています。
卵を固めたものはもっとしっかりした食感ですよね。全然違う食べ物と考えた方がいいのかもしれません。
私の好みで、家にあるプリンはすべて本来の作り方のプリンです。しかし、たぶん幼稚園で食べたのだと思いますが、我が家の娘もプッチンプリンの方が好きなので、プルプルの方が好きという人も多いのかもしれません。
プッチンプリンの添加物は?
主に子供が食べるものですから、プッチンプリンの添加物も気になりますよね。
「着色料・保存料・人工甘味料不使用」と書いてある通り、添加物は比較的少なめではあります。
手作りプリンよりは原材料が多い
洋菓子店のプリンしか食べられない縛りがあると、プリンはあまり頻繁には食べられなかったので、子供のころよく自分で蒸し器で作っていました。
卵・牛乳・砂糖の3つがあればカラメルソースまで作れるので、市販のプリンの原材料の多さはやはり気になります。
プッチンプリンは、熱で卵を固めるプリンとは原理が違うので、卵・牛乳・砂糖の3つでは作れません。本来3つで済むところをいろいろな原材料が入っていると考えると、「着色料・保存料・人工甘味料不使用」だったとしても、自然派的には微妙な商品かもしれません。
加糖練乳(国内製造)、砂糖、ローストシュガー、植物油脂、脱脂粉乳、生乳、バター、加糖卵黄、クリーム、濃縮にんじん汁、食塩、うるち米でん粉、こんにゃく粉、寒天/糊料(増粘多糖類)、香料、酸味料、(一部に卵・乳成分を含む)
これらの原材料のうち、添加物にあたるのは増粘多糖類、香料、酸味料になります。
具体的になにが使われているのかわからず、使われているものによっては危険性が指摘されているものもある系の添加物ですね。
主に子供が食べることを想定している食品ですし、「着色料・保存料・人工甘味料不使用」であることから添加物には気を遣っているようなので、そこまで危ないものは使っていないのではないかと思います。
植物性プリンがあるのが特徴
グリコは、プッチンプリンの「プリンじゃない」という特徴を逆に活かして、卵・牛乳の入っていない植物性のプッチンプリンも製造しています。
もともと寒天で固めているので、卵を入れなくても作れます。アレルギーの問題で卵が食べられない子供でもプッチンプリンが食べられるということで好評のようです。
植物性プッチンプリンの原材料はこのようになっています。
豆乳(国内製造)、砂糖、水あめ、植物油脂、ローストシュガー、豆乳クリーム、濃縮にんじん汁、調製豆乳粉末、アーモンドペースト、食塩、寒天/糊料(増粘多糖類)、香料、pH調整剤、(一部に大豆・アーモンドを含む)
スーパーにあるプリンはどっち?
近所のスーパーにあるプリン4種の原材料を見て、蒸しているプリンなのか、そうではないのかを確認してみます。割合としてはどちらが多いのでしょうか?
オハヨー乳業 新鮮卵のこんがり焼プリン
オハヨー乳業の「新鮮卵のこんがり焼プリン」は、68g×4が246円でした。100グラムあたりだと90円です。
ゼラチンが含まれますが、主原料は卵です。焼きプリンですから少なくとも上の方は焼いていますが、本体部分はゼラチンで固めているのかもしれません。
卵(国産)、乳等を主要原料とする食品、砂糖、カラメルソース、乳製品、生乳、ぶどう糖果糖液糖、植物油脂、ゼラチン、食塩/香料、増粘多糖類、(一部に卵・乳成分・ゼラチンを含む)
トップバリュベストプライス カスタードプリン
トップバリュベストプライスの「カスタードプリン」は70g×4が170円でした。100グラムあたりだと60円です。オハヨー乳業の「新鮮卵のこんがり焼プリン」と比べて三分の二の価格なので、相当お安くなっていますね。どこでコストカットしているんでしょうか、、、。
しかし、原材料の中に固める成分は入っていないので、蒸して作ったプリンに分類できます。
液卵(国内製造)、砂糖、カラメルソース、ぶどう糖、ホエイパウダー(乳成分を含む)、パーム油、脱脂粉乳、粉末水あめ、食塩
トップバリュ 豆乳からつくったプリン
トップバリュの「豆乳からつくったプリン」は90g×2個入が149円でした。100グラムあたりだと82円です。先ほどのトップバリュベストプライスの「カスタードプリン」と比べると高くなっていますが、まだまだ安めではあります。
原材料の中に固める成分は入っていないですし、他の原材料も意外とシンプルで驚きました。他の製品には、植物油脂(どの植物油脂か表記する義務がなく、体に悪いとされているパーム油などが使われることが多い)が使われていますが、この製品には入っていないようです。
鶏卵(国産)、豆乳加工食品(大豆を含む)、豆乳(大豆を含む)、砂糖、砂糖加工品、洋酒、食塩
トップバリュには、自然派にこだわった製品につくマークもありますが、普通のトップバリュマークでも原材料には気を遣っているのかもしれません。
森永乳業 森永乳業の焼プリン
森永乳業の「森永乳業の焼プリン」は140gが116円でした。100グラムあたりだと82円です。
こちらも原材料の中に固める成分は入っていないので、蒸して作ったプリンですね。香料も入っていて、「余計なもの」多めのプリンになっています。
液卵(国内製造)、砂糖、乳製品、植物油脂、加糖卵黄、カラメル、でん粉分解物、洋酒、乳たんぱく質/香料、糊料(増粘多糖類)、pH調整剤
寒天・ゼラチンなしの方が多い
プッチンプリンのようなゼラチン型もある程度あるのかと思いきや、意外と伝統的な加熱で固める方法を採用しているプリンが多いことがわかりました。
他が普通のプリンだから、プッチンプリンだけ「プリンじゃない」と言われてしまうんですね。
しかし、植物油脂は入っているものの、危険性が指摘される添加物が入っているわけではないので、子供がプッチンプリンの方が好きなら、プッチンプリンを常備してもいいのではないかと思います。