「深川油脂工業」という無添加ポテチのメーカーの中で少しだけ六花亭のポテトチップスについて触れているのですが、この記事が「六花亭 ポテトチップス まずい」で検索した人によく読まれているようです。
Google検索での表示順位は10位とそこまで高くないのですが、なぜか読まれています。
人気商品みだいだけど、どう考えてもまずい、なぜだ!? 気になって仕方がない!と思った人が、納得できる理由が見つかるまで調べているのかもしれません。
ひたすら尊い、六花亭のポテトチップス。意外と知られてないけど、世の中にこんな愛しいポテチがあることを心から伝えたい。新千歳空港で買えるので、北海道土産としてもセンス抜群。 pic.twitter.com/DItJlTFU3z
— スイーツ芸人 スイーツなかの (@yorosweets) March 21, 2023
とてもかわいいポテチですから、味もおいしいはずと思いこんでしまうのかもしれませんが、この六花亭のポテトチップスは、「無添加ポテチ」なんですよ。
スーパーで売っているポテチにはほとんど含まれている、うまみ成分のアミノ酸が添加されていないので、まずく感じるのが普通です。
なぜまずいポテトチップスが何年も継続して販売されているかというと、自然派志向の人はアミノ酸などの添加物が入っていないことを評価するからです。自然派食品に興味がない人からすると、六花亭のポテチはただ割高なだけなのでおすすめしません。
この記事では、これまで自然派食品に興味がなかった人向けに、六花亭のポテトチップスがまずい理由を紹介します。
六花亭のポテチは無添加だからまずい
六花亭のポテチには、「油・じゃがいも・塩」の3つの原材料しか使われていません。添加物が一切入っていないので、「無添加ポテトチップス」です。
有名なカルビーのポテトチップスの原材料を見てみると、この3つに加えて、こんぶエキスパウダーと添加物(アミノ酸等)が入っていますよね。これが、味の違いにつながっています。
じゃがいも(遺伝子組換えでない)、植物油、食塩、こんぶエキスパウダー、デキストリン/調味料(アミノ酸等)
アミノ酸が入っていないポテチは基本的にまずい
アミノ酸というのは、うまみ成分のことです。
アミノ酸は、こんぶやかつおぶしなどの天然のだしにも含まれている成分です。こんぶやかつおぶしを使って食品にアミノ酸を含めた場合には、原材料表示はそのままこんぶやかつおぶしになります。しかし、アミノ酸成分だけ工業的に製造して添加した場合、「アミノ酸」と表示されて添加物扱いになります。
天然の食材にも含まれるものですが、不自然に添加しているという意味で自然派志向の人からは嫌われていて、「化学調味料」と呼ばれています。
人によるかもしれませんが、基本的には天然の材料を使ってだしをとったほうがおいしくなります。
アミノ酸入りのマルコメのインスタント味噌汁「料亭の味」と、本物の料亭の味噌汁を比べると、本物の料亭の方がおいしいと感じる方が大半だと思います。
アミノ酸は、こんぶだしやかつおだしに含まれる成分のうち、一番うまみに貢献している成分のみを抽出したものです。天然の材料から抽出したうまみと比べると、「なんだかよくわからない無色透明のうまみ」のように感じられます。逆に、天然の材料から抽出したうまみは、食材の風味も含まれてより深い味わいになっています。
そのため天然素材由来のだしの方が基本的にはおいしく感じられるのですが、ポテチに関しては事情が異なります。
主原料がじゃがいもなので、食材そのものにはっきり感じられるようなうまみはありません。料亭の味噌汁とマルコメの味噌汁が「天然だしvs化学調味料(アミノ酸)」だとしたら、無添加ポテチとアミノ酸入りポテチは「だしなしvs化学調味料(アミノ酸)」になるので、まずく感じてしまいます。
これまで「ポテチとはこういう味」と思っていたものよりうまみが減るので、まずく感じるということですね。
六花亭のポテチは塩分控えめ
これまでいくつかの無添加ポテチを食べてきましたが、アミノ酸が入っていない分うまみは感じにくくなります。無添加ポテチは、それをそのままにして「自然な味」として売り出すか、代わりに食塩を増やして味を濃くするかの2パターンに分かれるように感じます。
六花亭のポテチは60グラムあたりの食塩相当量が0.5グラムです。
これを、ほかの無添加ポテチやカルビーのポテチと比較してみました。ポテチ100グラム分に換算しています。
商品名 | 食塩相当量 |
六花亭 | 0.83グラム |
カルビー | 0.87グラム |
ビオラル | 0.83グラム |
深川油脂工業 | 0.83グラム |
カルビーのポテチよりも食塩相当量は少ないですね。そのため味が薄くてまずく感じる人もいるのかもしれません。
六花亭のポテチが高い理由はこめ油
六花亭のポテチは、60グラム180円だそうです。
ほかの無添加ポテチはもっと高いので、無添加ポテチの中では安い方ですが、カルビーのポテチよりは割高ですよね。
この理由は、じゃがいもの産地と使っている油だと思われます。
六花亭のポテチは、国産のじゃがいもを使い、こめ油で揚げているそうです。
カルビーのポテチは国産と米国産が混ざっているので、100%国産だとその分コストは上がりますよね。また、普通のポテトチップスには、体によくないと言われている「パーム油」などが使われているのですが、六花亭のポテチは比較的体にいいといわれている「こめ油」です。こめ油の方が高いので、ここでもコストが上がっていると思われます。
無添加ポテチの中で一番高くなるパターンは、じゃがいもは国産で北海道限定などの産地指定がつき、こめ油を使用して揚げ、ブランド食塩を使っているポテトチップスです。このくらいのこだわりになると1袋200円を超えてしまいます。
六花亭のポテチは、こめ油を使っている割には安いと思います。
自然派志向の人以外には向かない
自然派志向の人は、「余計なものが入っていない」とか、「素材の味」とかが大好きなので、六花亭のポテチみたいなものを高く評価する傾向があります。
ただ、カルビーのポテチに慣れた人にとってはまずく感じられることもあるので、あまりおすすめしません。
カルビーのポテチよりも原価が高いことは間違いないので、まずいものを高値で売りつけているというわけではないんです。
六花亭のポテチがまずいと思った方は、旅の思い出と思っておくといいのではないかと思います。
同じこめ油使用のノースカラーズのポテチは55グラムで243円なので、パッケージが凝っていることも考慮すると、六花亭はぼったくっているようには見えないです。
六花亭のポテチは深川油脂工業が作っている
六花亭のポテチが「まずい」ことを前提に記事を書いてしまいましたが、北海道でしか購入できないので、実際に食べてみたことはありません。
ただ、六花亭のポテチは「深川油脂工業」という、無添加ポテチ業界で一番有名なメーカーが作っているので、このポテチは食べたことがあります。
深川油脂工業は、独自ブランドの無添加ポテチを販売していますし、六花亭以外にも「ノースカラーズ」という自然派食品企業の無添加ポテチも製造しています。
私は深川油脂工業の独自ブランドとノースカラーズは両方食べたことがありますが、同じメーカーが作ったものですし、「余計なものは入れない」無添加の方針で作ると原材料が全く同じ(油、じゃがいも、塩の3つのみ)になるので、味は大きな差は生まれません。
無添加ポテチである以上、おいしさの限界はあるのですが、逆にまずさの方は結構差が出てきます。小規模メーカーが作っていることが多いので、古い油のような変な味がするとか、焦げてるとかで普通の無添加ポテチよりもまずくなることもあります。
六花亭のポテチが気になる方は、まず深川油脂工業のポテチを食べてみるといいかもしれません。デパ地下などにある自然食品店などを探してみると、ノースカラーズの無添加ポテチはよく見かけます。