我が家は共働きなのですが、毎日一から手料理を作るのは結構大変です。なので、ヨシケイなどの宅配サービスを利用したいのですが、それだと無添加の食事にはこだわれません。
そのため、ヨシケイよりは不便なサービスを使って無添加にこだわるか、便利さを優先して無添加を妥協するか、忙しさの具合によっていろいろ切り替えて使ってみました。
今回は、どこを妥協するか4パターンに分けて様々なサービスを紹介します。
①手間に妥協する
②バリエーションに妥協する
③味に妥協する
④添加物に妥協する
手間に妥協する
100%無添加が保証されているわけではありませんが、食材へのこだわりが比較的強い宅配食材サービスはあります。
しかし、そういうサービスはだいたい食材のカットなしなので、自分でカットしなければならず、単に買い物の手間と献立を考える手間が減っただけになります。
パルシステムの3日分の時短ごはんセット、おいしっくすのKit Oisix、ちゃんとOisixなどがあります。
3日分の時短ごはんセット
パルシステムの3日分の時短ごはんセットはバランスのよい商品なので、使いやすいです。
「届いてから調理するまでのタイムラグ」が発生する場合は、食材カットは向いていないのです。そのため、食材カットで提供できるのは、ヨシケイなどの毎日宅配するタイプがメインになります。
週1回宅配の生協では食材カットは提供しづらいのですが、この3日分の時短ごはんセットは、1日目の分のみカット済み食材、2日目と3日目の分がカットなし食材となっています。すぐ作る1日目だけはカットの負担をなくしてくれるんですね。
週1回配達という制約の中でなるべく便利にしようと工夫してくれているので、ありがたいです。
1日分が2品から4品なので、栄養バランスもよくかなり充実した献立を作ることができます。例えば直近の週はこのようなメニューになっています。
1日目 | ・豚なすピーマンみそ炒め ・いかたっぷり揚げ ・中華風香味豆腐 ・レタスとコーンの鶏だしみそスープ |
2日目 | ・さばのカレー竜田 ・トマトの和風マリネ ・豆腐と青じそのみそ汁 |
3日目 | ・メキシカンタコライス ・アボカドサルサソース ・たまねぎのクリームポタージュ |
2人分3日分で3000から3800円なので、1日あたり1000円ちょっとの費用となり、コスパは結構いいです。デメリットは、毎日2品から4品作るのが大変ということです。
希望を言えば、肉と野菜がバランスよく入った2品にしてほしいです。
おいしっくすのKit Oisix
有機野菜や無添加食品に特化した宅配サービス「おいしっくす」のKit Oisixも、食材カットなしのミールキットです。1セットで2品の献立が作れるキットが基本ですが、1品のものもあります。
カットしていないにも関わらず値段がかなり高いのがデメリットです。
毎週20以上のメニューから選べて、選択肢は豊富なはずなのですが、、、コストを重視すると選択肢は少なくなります。コウケンテツさんや平野レミさんなどの著名人とのコラボメニューに力を入れていて、毎週コラボメニューがあるのですが、コラボメニューは特に高いです。
今週のコラボメニューと通常メニューでコスパを比較してみます。
種類 | メニュー | 価格 |
コラボ | カレー研究家 水野仁輔のファイナルカレー | 1品で2,365円 |
コラボ | 一風堂監修!豆乳仕立ての豚骨ラーメン | 1品で1,717円 |
通常 | 塩麹豚ロースのたっぷりトマト煮込み オニオンガーリックで!レタスサラダ | 2品で1,835円 |
通常 | かんたん!花山椒香る麻婆豆腐 油揚げと海藻の中華風サラダ | 2品で1,890円 |
カレー1品で2,365円、豚骨ラーメン1品で1,717円など、コラボメニューはやはり高いです。
一方、通常メニューは2品2人分でも2000円を切りますが、パルシステムの3日分の時短ごはんセットが2品から4品で1日あたり1000円程度なのと比較すると、少し高めには感じます。
おいしっくすはお試しセットの中にKit Oisixが1つ入っているので、気になる方はお試しできます。
おいしっくすのちゃんとOisix
おいしっくす側がKit Oisixほど宣伝していないのであまり知られていないようですが、3日分または5日分の食材をセットにした「ちゃんとOisix」というサービスもあります。
こちらはKit Oisixと比較すると、コスパ悪い感はあまり感じません。Kit Oisixでもカットなしなのは変わらないので、どちらかというとちゃんとOisixの方がおすすめです。
デメリットは、メニューが野菜中心で地味なことです。公式サイトで紹介されているメニュー例を見てみます。
1日目 | ・揚げ焼き野菜のマイルドキーマカレー ・かぶとエリンギの味噌マヨグリル ・洋風たたきごぼう |
2日目 | ・ベビーコーンと鶏肉の中華炒め ・かぶと青菜のさっぱり和え ・辛くないおくらの酸辣湯 |
1年ほど使っていましたが、だいたいこのような、副菜が野菜オンリーで地味なメニューのことが多いです。
だんだん嫌になってくるので、最終的に届いた野菜にウインナーやベーコンなどを足してオリジナル料理を作るようになってしまい、面倒になったので利用をやめました。
メリットは、おいしっくすにしては比較的安いことです。おいしっくすで扱っている食材をセットにしてメニューを作っているだけなので、値段は週によって変わりますが、2人分5日間が7900円くらいだそうです。
バリエーションに妥協する
関西より西で加入できる生活クラブという生協のミールキット「ビオサポ」は、食材の質が高く、手間もかからないというメリットがあるのですが、メニューにあまりバリエーションを出せないので、飽きやすいです。
食材はすべてカット済みなので、袋を開けて火を通すだけでできます。また、1品メニューなので、量が少ない割に手間がかかる副菜もなく、10分程度で完成します。
ただ、肉と野菜を一緒に炒める(または煮る)1品メニューしかないという制約上、メニューが似てくるのがデメリットです。
毎週20種類程度から選べるのですが、参考に10種類メニューを載せます。ぱっと見た感じバリエーションがあるようにも見えるのですが、味付けのたれが数種類しかないので、食べてみると「なんとなく似ている」感が出てしまいます。
①海鮮焼きそば、②大容量・八宝菜、③鶏と野菜にんにく醤油炒め、④花椒香る塩麻婆豆腐、⑤豚とさつま芋のきんぴら、⑥牛肉と野菜の中華炒め、⑦白身魚トマトソース炒め、⑧薩摩揚ピリ辛味噌野菜炒、⑨マーボー春雨、⑩小容量・鶏肉と大根の治部煮
「手間がかかるけど食材の質が高い」の見出しで紹介した、3日分の時短ごはんセット、おいしっくすのKit Oisix・ちゃんとOisixはいずれも、味付けに家庭の醤油やみりんを使うことが多いのですが、生活クラブのビオサポはたれも添付されているので、手間の点ではとても楽です。
味に妥協する
味に妥協してもいい場合、「冷凍の調理済み食材(お弁当)」という方法があります。
nosh(ナッシュ)という会社がよく広告を出していますが、一つのトレーにおかずが数品入ったものを冷凍して、電子レンジで加熱するだけで1食ができる仕組みのものです。
非常に楽なのですが、味はやはり作り立てのものよりはおいしくなくなります。また、レンジ加熱だと食材がべちょっとするなど、食感の面でも微妙になってしまいます。
わんまいる
味の面で多少マシになるのが、レンジ加熱ではなく湯せんで加熱するタイプです。この湯せん加熱タイプで、さらに主原料は国産にこだわっている、「わんまいる」の冷凍おかずセット「健幸ディナー」が、自然派の方には向いているのではないかと思います。
「わんまいる」は無添加を方針にしているわけではないのですが、原材料表記を見る限り添加物はあまり使われていません。
ただ、デメリットもあり、ユーザー層として高齢者を想定しているようで、メニューが地味です。お試しセットのメニューはこちらです。
1日目 | 北海道産助惣鱈の魚肉豆腐天ぷら ごぼうの旨煮 じゃが芋と高菜の炒め物 |
2日目 | 北海道産助惣鱈の魚肉豆腐天ぷら ごぼうの旨煮 じゃが芋と高菜の炒め物 |
3日目 | 北海道産 宗八カレイの煮付け 小松菜とこんにゃくの白和え ほうれん草と春雨の酢の物 |
4日目 | 国産牛肉のすき焼き 厚揚げの生姜煮 味付け山芋とろろ |
5日目 | 桜島鶏とじゃが芋のトマトカレーチャップ ほうれん草と豆もやしのソテー キャベツと枝豆のコールスロー |
6日目 | 東北産 みやぎニラ豚 玉ねぎ、ピーマンと人参のチリソース 中華風スクランブルエッグ |
子供が率先して食べるようなメニューではないので、小さいお子さんがいるご家庭には向きません。大人も毎日このテンションのメニューだとちょっと辛いです。
FIT FOOD HOME
私がわんまいるを使っていたころ(数年前)は、無添加にこだわった冷凍弁当というのはあまりなかった記憶があるのですが、最近は「FIT FOOD HOME」というサービスが、「無添加」をアピールしているようです。
【にがり・水酸化カルシウム・ビタミンC】以外の添加物は使用せず、食材も完全国産とまではいかないものの、中国産は不使用というルールにしているそうです。
生協やおいしっくすで買うと食材は基本的に国産になるので、あまり特に中国産の食品の安全性について考えたことはなかったのですが、「中国のヤバい正体」という漫画で「光る豚肉」などの話を見ると、やはり特に避けた方がいいのかなと思いました。
「FIT FOOD HOME」のサービスは、単品メニューの冷凍食品の中から好きなものを選んで購入するサービスと、「シェフの無添つくりおき」という、【主菜 ×2 個・副菜 ×3 個】を毎週冷蔵で届けるサービスの2種類あるようです。
冷蔵の方は、冷凍弁当にありがちな食感が微妙になる問題も解決されますし、よさそうなサービスですね。
ただ、コスパは悪いです。【主菜 ×2 個・副菜 ×3 個】で、写真を見る限り多いとは思えないこの量で4838円ですからね、、、。

冷凍の方はもう少しコスパが改善されているようです。
添加物に妥協する
最後は、自然派の方にとっては禁断の選択肢となりますが、添加物に妥協する方法もあります。
天然塩と精製塩の違い、マーガリンのトランス脂肪酸、有精卵と無精卵の違いなどなど、小学生のころから様々な自然派知識を母親から刷り込まれ、自分も自然派食品にこだわるようになってしまった筆者ですが、、、本当に忙しいときは妥協して添加物入りのものを食べていました。
忙しくなり次第利用はやめているので、長くても半年の利用でしたが、実際に使っていたサービスを3つ紹介します。
お弁当
冷蔵のお弁当を毎日宅配してくれるサービスは、一番手軽です。ただし、冷蔵お弁当の性質上、食材にこだわっている生協を使っても添加物はかなり入ってしまいます。
実際に利用していたのは、東都生協のお弁当です。国産応援ご膳というコースがあり、食材は国産中心です。
冷凍お弁当のデメリットである食感が微妙になることは避けられるのですが、その代わりに保存目的の添加物が入ってしまいますので、添加物が絶対嫌な方には向いていません。
毎日宅配の冷蔵お弁当を提供している生協は意外と多く、パルシステムもやっています。
安全性についてあまり触れていないサービスを利用するよりかは、生協のお弁当の方がいいのではないかと思います。
コープデリのミールキット
献立を考える時間がないけど、栄養バランスの取れた食事がしたいと思っていたときに利用していました。
コープデリは生協の中でも安全性に関しては緩い考え方をしています。そのため、ミールキットにも結構添加物は入っています。香料とか入れる必要ない系の添加物もあります。
公式サイトを見ても、無添加アピールも国産アピールもないですし、外国産の原材料も添加物も普通に使われています。
副菜付き2品コースの2人前が1食1000円くらいで、安いので仕方ないとも言えますが、、、
ヨシケイとそこまで差がないのではないかと思います。
一回契約したら何も考える必要なく毎日カット済みのキットが届いてほしい、冷凍食品・お弁当は嫌、というときの選択肢になってくるサービスです。
ヨシケイ
コープデリと同様に、一回契約したら何も考える必要なく毎日カット済みのキットが届いてほしい、冷凍食品・お弁当は嫌、というときの選択肢になってくるサービスです。
安かろう悪かろうのサービスと思っている方もいると思いますが、一応食材の安全性に関して気を付けていはいるそうです。安心と食材のこだわりというページで確認してみました。
ジャンル | こだわり |
牛肉 | ・牧場内で栽培されたトウモロコシなどの植物性飼料を100%使用。 ・遺伝子組替穀物を用いた飼料、および動物由来の原料から作られた飼料は一切使用していません。 ・成長ホルモン剤は一切使用しません。 ・肥育開始150日以降は抗生物質の投与は一切行わず、抗生物質の残留が無いような体制を整えています。 |
豚肉 | 豚の栄養バランスや成長・肉質を考え、魚粉・大麦・小麦など天然の素材をベースに専属の飼料工場で飼料を配合し、抗生物質は添加していないので、安全です。 |
卵 | 美味しい卵を作るため、厳選されたトウモロコシを主原料に、脂肪酸のバランスを考えて、DHA・ビタミンEの豊富な栄養分をブレンドし、「たまご」の旨味や産卵する鳥の健康を考えた独自の飼料を使用しています。 |
魚 | 可能な限り日本近海で漁獲される天然ものにこだわり、漁獲の海域・時期・水揚げ港を選定しています。 |
野菜 | 低農薬・低化学肥料を心掛け、自然の恩恵をたっぷりと受けた農作物を、生産地を指定し、毎日必要量を仕入れ、加工し、新鮮さと旬の美味しさをお届けしています。 |
添加物 | 厚生労働省で認可されている化学合成添加物349品目のうち、安全性に問題があると思われる下記の添加物は使用しないことを決定し、メーカー、業者の指導を実施しています。 |
コープデリは明確な基準を公表していないので、ヨシケイの方が基準は厳しいかもしれないですね(笑)
コープデリもそうなのですが、正直なところ味があまりおいしくないです。利用を継続しなかった理由に、子供が食べなくなったこともあります。手作りやおいしっくすはもっと食べるようでした。
ただ、我が家も忙しいときにお世話にはなったので、本当に忙しい方にはおすすめのサービスです。
自分のごはんを自分で作る?
ガチガチの自然派だった母親が、「自分で食べるごはんを自分で作るのは人間がずっとやってきたこと。体が動かなくなるまでなるべくやりたい」などと言って味噌手作り・マヨネーズ手作りなどをしているのを見て育ってきました。それでも自分自身は、時代は変わったのだから便利なサービスを利用してバリバリ働いたっていいじゃないかと思って20代を過ごしてきました。
しかし、アラフォーになって、やっぱりごはんを作る時間もないくらい忙しい状態というのは、他のところにも悪影響が出てきますし、全体的にあまりよくない状況なのかなと思うようになりました。そのため今は少し仕事をセーブして働いています。
そのためごはんも、手抜き半分、まじめに作るとき半分くらいです。トルコ料理にはまっているのですが、意外と子供が気に入る味のようです。