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栗原はるみのゆとりのキッチンとは? 商品ラインナップや口コミを紹介

栗原はるみ ゆとりのキッチン

無添加鶏ガラスープの素を探していたときに、栗原はるみさんの「ゆとりのキッチン(yutoro no kitchen)」というブランドがあるのを初めて知りました。

キッチン用品がメインのようなのですが、だしなどの食品も販売されています。

栗本はるみさんは雪印メグミルクの「栗原さんちのおすそわけ ミルク大好きパンナコッタ」やS&Bの「栗原はるみ わたしのカレー」などタイアップ商品も多数手がけていますが、このゆとりのキッチンは、栗原はるみさんが代表・創業者となっている「株式会社ゆとりの空間」が製造しているもので、栗原はるみさんの理想がより反映された商品になっているようです。

この記事では、ゆとりのキッチンの食品の商品ラインアップなどを紹介します。

ゆとりのキッチンにはどんな商品がある?

ゆとりの空間が製造している商品はキッチン用品が中心のようですが、食材に限ると以下のジャンルが販売されています。

  1. 調味料・だし
  2. 加工品(ジャム・レトルトカレー)
  3. 乾物(昆布・そうめん)

調味料・だしのジャンルが一番商品数が多く11点ありますが、そのほかのジャンルはあまりないため、全体として商品数はそこまでありません。

調味料・だし

調味料・だしのジャンルの商品一覧はこちらです。

商品名価格
だし系ゆとりのキッチン 鶏がらスープ486円
ゆとりのキッチン コンソメ486円
ゆとりのキッチン かつおだし486円
ゆとりのキッチン 野菜だし 10g×4包540円
ゆとりのキッチン 鶏だし 10g×4包540円
だれ・しょうゆ系ゆとりのキッチン ごまだれ561円
ゆとりのキッチン いろいろ甘酢529円
ゆとりのキッチン 昆布しょうゆ507円
そのほか醤油屋の隠れ味「あけがらし」756円
Rotalaya エクストラバージンオリーブオイル 500ml3,780円
モデナ産バルサミコ酢ネローネ2,808円

だし系は、鶏ガラスープ・コンソメ・かつおだし・野菜だし・鶏だしと5種類もあり、豊富なラインナップですね。和洋中がそろっているので、ゆとりのキッチンシリーズだけでそろえることができますね。

こちらの記事で食べ比べをしてみたのですが、私は味はそこまでおいしくないと感じました。でも、Amazonの口コミでは、評価は高いようです。

60%が星5つにしていて、星3以下がないというのは、結構よい評価ですね。

優しい味という口コミが多いようです。確かに味はあまり濃くないです。それが物足りなく感じる人も思いますが、逆に高評価をする人もいるようです。

いつも使っている鶏がらスープよりも味が優しくて美味しかったです。

Amazon


パウダーなので使いやすいという口コミもありました。確かに、顆粒だと常温でドレッシングに混ぜたりする用途では使いにくいですよね。我が家でも、常温で使う系のメニューにはこの商品を使っています。

たれ・しょうゆ系の商品には、ごまだれ、甘酢、しょうゆがあります。

栗原はるみさんの企業とのタイアップ商品には普通に添加物が使われているのですが、ゆとりのキッチンは基本的に無添加なので、どれもシンプルな原材料で作られています。素材の味が感じられそうですね。

商品名原材料
ごまだれ砂糖(国内製造)、ねりごま、醤油、水あめ、清酒、食塩/酒精、(一部に小麦・ごま・大豆を含む)
いろいろ甘酢米黒酢(国内製造)、三温糖、穀物酢、みりん、醸造酢、食塩
昆布しょうゆ醤油(国内製造)、みりん、水あめ、食塩、こんぶ粉末、(一部に小麦・大豆を含む)
ゆとりのキッチンの商品は、Amazonでは取り扱いのないものもあります。調味料系は個々の取り扱いはないものもあるのですが、ごまだれと昆布しょうゆ、コンソメ、鶏ガラスープをセットにしたギフトが販売されています。

ゆとりのキッチンの味を体験してみるのにはいいかもしれません。

こちらもAmazonのレビューは比較的高いようです。

このほか、調味料・だしのジャンルでは、醤油屋の隠れ味「あけがらし」、Rotalaya エクストラバージンオリーブオイル、モデナ産バルサミコ酢ネローネの3つも販売されています。

こちらは、栗原はるみさんが作った「ゆとりのキッチン」シリーズではなく、他社製造の商品を取り扱っている形のようです。

加工品

加工品のジャンルでは、こちらの3つの商品が販売されています。

商品名価格
ゆとりのキッチン うちのきのこビーフカレー648円
ゆとりのキッチン うちのキーマカレー648円
ゆとりのキッチン うちのハッシュドビーフ648円

カレー1食200グラム分の価格にしては結構お高いですね。

S&Bとタイアップした「栗原はるみ わたしのカレー」では、添加物がかなり使われていましたが、ゆとりのキッチンでは添加物はほとんどありません。

野菜(ぶなしめじ、玉ねぎ)、牛肉(国産)、マッシュルーム・水煮、ビーフブイヨン、オニオンソテー、カレールウ、チキンブイヨン、マーガリン、牛脂、カレー粉、中濃ソース、カレーソース、ビーフエキス、トマトケチャップ、おろしにんにく、チキンエキス、砂糖、食塩、醤油、生姜ペースト、香辛料/着色料(カラメル、カロチン)、香料、(一部に乳成分・小麦・牛肉・大豆・鶏肉を含む)

こちらは調味料・だし系よりも知名度が低いらしく、公式通販サイトでもAmazonでもまだ口コミが書かれていないようです。

お値段的にかなりお高いので、コスパに合う味がするかどうか不安ですね。あまり購入されていないのも価格が原因なのかもしれません。

以前に見たときは、加工品のジャンルにジャムもあったのですが、現在は販売されていないようです。Amazonでも売り切れになっていました。

乾物

乾物のジャンルでは、北海道産 日高昆布 1等品(熟成昆布)が190グラム1,944円で販売されています。

栗原はるみさんが季刊誌『haru_mi』で訪れた乾物屋さんで取り揃えたものだそうです。1等品だそうですし、日高昆布の中でもかなりお高い商品のようです。

ゆとりのキッチンは全体的に高い

Amazonの口コミを見ると、栗原はるみさんのファン層はお値段のことはあまり気にしていないようなのですが、ゆとりのキッチンの商品は全体的にかなりお高めです。

今回は、鶏がらスープと昆布しょうゆでコスパを比較してみました。

鶏がらスープ

ゆとりのキッチンシリーズの「鶏がらスープ」は、60グラム486円です。100グラムあたりに換算すると、810円です。かなりお高めです。

味の素の鶏ガラスープ、無添加鶏ガラスープとして知名度のあるユウキのガラスープ、生協(生活クラブ)の鶏ガラスープと100グラムあたりの価格と比較してみました。

商品名100グラムあたりの価格
味の素 丸鶏がらスープ384円
YOUKI 化学調味料無添加のガラスープ431円
生活クラブ とりがらだし顆粒550円
ゆとりのキッチン 鶏がらスープ810円

味の素の倍の金額になっていますね。ちなみに、ゆとりのキッチン 鶏がらスープのアピールポイントの一つは、化学調味料無添加であることです。

味の素 丸鶏がらスープも、名称が鶏ガラスープとなっているので、鶏のお肉を煮詰めて作ったものでは?というように見えるのですが、これは実は化学調味料を使用しているとみなされます。主原料はチキン由来ですが、原材料の最後の方に「アミノ酸等」と書かれているためです。

食塩(国内製造)、デキストリン、チキンエキス、鶏油、野菜エキス、チキンエキス調味料、酵母エキス、こしょう、肉風味調味パウダー/調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、乳化剤

ユウキの化学調味料無添加のガラスープの方は同じく化学調味料無添加ですが、だいぶ価格に差がついていますね。ゆとりのキッチンの方は、原料は国産鶏だそうです。ユウキの方は何も書いていないので、国産以外の鶏も使っているのかもしれません。

ただ、同じく国産鶏が使われている「生活クラブ とりがらだし顆粒」はユウキよりも少し高い程度なので、原料の問題ではなくてブランド料で高くなっているようにも見えます。

昆布しょうゆ

ゆとりのキッチンの昆布しょうゆは、235gで507円です。

これを、スーパーで売っていたキッコーマン食品 旨みだし醤油 330ml、386.64円と、mybestの「【2023年】だし醤油のおすすめ人気ランキング56選」でおすすめされていた、アサムラサキの「かき醤油」、生協(生活クラブ)の「だしから取った濃縮つゆ油」と比較してみます。

商品名100グラムあたりの価格
ゆとりのキッチン 昆布しょうゆ215円
キッコーマン食品 旨みだし醤油117円
アサムラサキ かき醤油122円
生活クラブ だしから取った濃縮つゆ130円

ゆとりのキッチン 昆布しょうゆはほかの商品の2倍近い価格になっていますね。

ゆとりのキッチン 昆布しょうゆの原材料は、ほかの商品と比較してもかなりシンプルです。高いといっても2倍以内には収まっていますので、自然派のだししょうゆが食べたいという方には向ているかもしれません。

商品名原材料
ゆとりのキッチン 昆布しょうゆ醤油(国内製造)、みりん、水あめ、食塩、こんぶ粉末、(一部に小麦・大豆を含む)
キッコーマン食品 旨みだし醤油しょうゆ(大豆・小麦を含む)(国内製造)、砂糖、みりん、食塩、かつお節、まぐろ節、酵母エキス、小麦発酵調味料、昆布/アルコール、ビタミンB1
アサムラサキ かき醤油しょうゆ(国内製造)、糖類(砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、砂糖)、食塩、みりん、かつおぶし、かきエキス、植物たん白加水分解物、かつおエキス、こんぶエキス、こんぶ、乾しいたけ/調味料(アミノ酸等)、酒精、酸味料、(一部に小麦・大豆を含む)
生活クラブ だしから取った濃縮つゆ醤油(大豆(遺伝子組み換えの混入を防ぐため分別)・小麦を含む)(国内製造)、発酵調味料(液状ぶどう糖、アルコール、米、本みりん、食塩、米こうじ)(国内製造)、かつお削り節(国内製造)、砂糖、混合削り節(さばを含む)、乾しいたけ(国内製造)、昆布(国産)

ゆとりのキッチンの販売元・ゆとりの空間とは?

ゆとりのキッチンシリーズの商品は、栗原はるみさんが代表・創業者となっている「株式会社ゆとりの空間」が製造しています。代表取締役も栗原さんの息子さんである栗原心平さんなので、本当に栗原さんが意思決定を行える会社のようです。

OEM製造

食品を製造するには、食品の種類ごとに大規模な施設が必要になりますので、ゆとりの空間が直接商品を製造しているわけではありません。

OEM(相手先ブランド製造)といって、作りたい食品の製造ラインをすでに持っている企業に依頼して作ってもらうのが一般的です。

鶏ガラスープでは、「栃木ユウキ食品工業株式会社」という、無添加鶏ガラスープで有名なユウキのグループ会社が製造しているようです。

おいしっくすと資本関係がある

宅配食材サービスのおいしっくすがやけに栗原はるみさんをプッシュしているので気になっていましたが、資本関係を結んだそうです。

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下当社)は、本年、5月26日(木)付けの取締役会において、株式会社ゆとりの空間(本社:東京都目黒区、代表取締役:栗原 心平、以下「ゆとりの空間社」)の親会社である株式会社モブキャストホールディングスが保有する株式の一部譲渡を受け、ゆとりの空間社と当社とで資本業務提携契約を締結することが決議されました。当社の出資比率は20%となります。

ちなみにおいしっくすは、Kit Oisixというミールキットで有名料理人とのタイアップはしょっちゅうやっていて、当然ですがかなりお高いです(笑)

栗原はるみさんとタイアップした油淋鶏は2人前(肉500グラムと小ねぎ、調味料のセット)で2300円です。高いですね、、、。

「平飼いしらゆり鶏もも肉」を使っているそうなので、スーパーの鶏肉の価格よりはお肉そのもののコストがずっと高いのは分かりますが、それでもかなり割高感は感じます。最近メインで使っている生協(生活クラブ)では、秋川牧園というブランド牧場のお肉を販売していますが、それでも500グラム1,066円です。

ミールキットと言っても、小ねぎと調味料をセットにしただけですから、手抜き大好きの私でもこれは自分で材料を買って作りますね、、、。おいしっくすのサイトでレシピも公開されていますので、真似できます。

自然派志向が強い商品

ゆとりのキッチンの商品は、どの商品もなるべく添加物を使用しないシンプルな原材料になっているので、自然派志向の方には向いていると思います。

鶏ガラスープの食べ比べの際、あまりおいしくないと思ってしまいましたが、「優しい味」という高評価が多いのを見ると、自分の味覚の方がおかしかったのかもしれないと思えてきました(笑)

ただ、お値段は結構高いです。

Amazonで配送料無料で販売されているものもありますので、いくつかAmazonで買って試してみて、気に入ったら直販サイトでまとめ買いするという利用方法がいいかと思います。

ちなみに、直販サイトでは11,000円以上の購入で送料が無料になります。