この前、このブログが「生活クラブ まずい」で検索した場合にGoogleで表示される候補に入っていることに気づきました。
生活クラブはまずくないですよ(笑)むしろとてもおいしい製品がたくさんあります。
ただし、ノンホモ牛乳などの劣化が早い商品や、マヨネーズなどの明らかにまずい商品も一部にはあります。
この記事では、スーパーに売っているものの味を想像して買ってしまうとまずいと感じる生活クラブの商品を紹介します。
「まずい」商品
安全性にこだわった原料で作ってくれるメーカーを探した結果、あまり技術力のない小規模メーカーしか選べなかったからではないかと勝手に推測しているのですが、お菓子系は全般的にあまりおいしくないです。
野菜・果物やお肉はスーパーよりもおいしい場合が多いですが、加工品は味が微妙なこともあります。しかし、お菓子系や加工品は、原材料にこだわっているならこれくらいでもいいか、、、と納得できるレベルに収まっているものが多いです。
まずいなと感じるものは、化学調味料と呼ばれるアミノ酸を添加するのを避けたためにおいしくなくなっているマヨネーズやポテトチップスです。
マヨネーズ
生活クラブ側はむしろメリットとしてアピールしていますが、化学調味料(アミノ酸)が使われていません。
食用なたね油(なたね(オーストラリア、遺伝子組み換えでないものを分別))、卵黄(卵を含む)(国産)、醸造酢(リンゴ酢、米酢)、食塩、砂糖、香辛料
生活クラブのマヨネーズの原材料はこちらです。マヨネーズの主原料は、油と卵黄、酢で、家庭でもこれらの材料をハンドミキサーでかき混ぜることで手作りできます。しかし、アミノ酸を添加しないと、うまみはほとんど感じられず、酸っぱい感が強くなります。
卵にもアミノ酸は含まれるのですが、卵黄をなめても、うまみは体感しづらいですよね。さらに、原料配分として油の方が多いので、アミノ酸を添加しなければうまみが弱いのです。
アミノ酸自体は全く有害なものではないので、ポテチやマヨネーズなどには添加した方がむしろいいと思うのですが、生協は頑なに無添加にこだわりますね。
これまで様々な生協と契約してきたのですが、お試しセットにこの無添加マヨネーズを入れてきたところがあり(生活クラブだった気がしますが、、、)、逆効果なのではと感じました。
ポテトチップス
こちらもアミノ酸無添加なので、原材料はシンプルです。
じゃがいも(国産)、植物油脂(米油、パーム油)、食塩
食塩だけの味付けでポテチを作るとどうなるかというと、「全然味がしない」か「やけに塩味が強い」かどちらかにしかならず、無添加というプレミア感なしで目隠しで食べておいしいと思う味にはできないです。こちらの記事で検証してみました。
https://natural-food.site/%e3%81%be%e3%81%9a%e3%81%84%e3%83%9d%e3%83%86%e3%83%81/
生協はお菓子系全般が微妙においしくない傾向はあるのでポテチが別格でまずいというわけではないですが、ポテチは特にカルビーのポテチを食べ慣れている場合、「これじゃない感」を強く感じてしまうと思います。
ちなみに、食べ慣れているかの問題ではないです。実家には無添加ポテチしか買っておらず、子供向け行事でもらった場合のみ特別にカルビーのポテチを食べるという生活を送っていた子供時代の筆者も、カルビーのポテチの方がおいしいと思っていました。
評価がわかれる商品
多くの人がスーパーの商品の方がおいしいと感じるであろう商品を紹介しましたが、ここからは、人によってはまずいと感じる商品を紹介します。
ノンホモ牛乳
生活クラブには、ノンホモ牛乳という種類の牛乳が売っています。ノンホモ牛乳は、乳脂肪の均質化処理(ホモジナイズド)をしていない牛乳のことで、ミルク感が普通の牛乳よりも強く感じられます。
消費期限が短いのが特徴で、7日間程度しかありません。また、ホモジナイズドをしていないことが原因で急速に劣化しますので、消費期限内でも最後の方はあまりまずくなってしまいます。「おいしさが抜ける」のではなく明らかにまずくなるので、普通の牛乳の感覚で買ってしまって消費期限ぎりぎりに飲んだ人は、ものすごくまずいと感じてしまうと思います。
届いた初日はすごくおいしいですよ。なので、一概にまずいとは言えません。
しかし、好みがわかれる味でもあるようで、強いミルク感が苦手な人にとってはあまりおいしくないようです。我が家では10年以上ノンホモ牛乳を買っていたのですが、夫はノンホモ牛乳が嫌いだったそうです。
ノンホモ牛乳は消費期限が短く、家には常時普通の牛乳のストックがあったため、そちらを優先的に飲んでいたそうです、、、。
みかんジュース(ストレート)
ストレートジュースは、一般的に濃縮還元ジュースよりも高いですし、おいしいと言われていませす。絞ったままの果汁を詰めるという製造方法の特徴からどうしても高くなってしまうので、その分おいしくなければ売れないですよね。
生活クラブで売っているみかんのストレートジュースは、他のメーカーの同種のものと味に大きな差はありません。しかし、みかんのストレートジュース全般の特徴として、濃縮還元のオレンジジュースと比較すると、酸味はかなり強いように感じます。そのため、人によってはまずいと感じてしまうかもしれません。
酸味が強いので、筆者は朝イチに飲んで寝ざめをよくする用に使っていました。前は青切りシークワーサーを使っていたのですがこちらは高いのでその代用として、、、。生活クラブは、瓶入りみかんジュースを複数本セットで販売してくれるので、コスパは結構いいです。
スーパーでも、りんごのストレートジュースは比較的目立つところに置いてあるけど、みかんのストレートジュースは奥の方ということはよくあります。万人受けするりんごストレートジュースの種類を増やしてくれればいいのにと思うのですが、りんごストレートジュースは、割高な缶入りのみで、グラムあたりがお安くなる瓶入りがありません。
取り扱い商品の数を絞っているという生協のデメリットですね。
おすすめの商品
ここまでまずく感じる可能性のある商品を紹介してきましたが、逆に、生活クラブならではのおいしい商品もあります。
ビオサポ食材セット
カット済みの食材とセットになったミールキットです。忙しいときに非常に便利ですし、味もおいしいです。
炊き込みほたトマライス、野菜たっぷり回鍋肉、豚肉と春雨の塩炒めなどのメニューがあり、20種類以上から選べます。
自然派食品好きでも、仕事が忙しいときは宅配食材セットに頼らざるを得ず、大手のヨシケイを使っていたこともありました。ただやっぱりあまりおいしくはないのです、、、。その点生活クラブのビオサポ食材セットは味はおいしく感じました。
そのほか、ウインナーなども普通においしいです。
お値段に不満を感じる可能性も
パルシステムやCOOPブランドなどのほかの生協よりもこだわりを感じる分、お値段は高めです。「こんなに高いのにいまいちおいしくない」ということで不満を持つ方もいるかもしれません。
生協全体の傾向として、お値段が安くなると、「余計なものは入れない」から「危険な添加物は使わないが他の添加物は使う」という方針に変わることがあり、原材料表示に天然の食品ではないものが増えてしまいます。
その点生活クラブは、何を注文しても基本的にシンプルな原材料なので、何も考えずに使い続けられる安心感がありますが、コストの関係で他の生協を選ぶという選択肢もありだと思います。