自然派食品メーカーとしては、「創健社」が有名です。
無添加・自然食へのこだわりが徹底していて、怪しい会社のように見えるかもしれませんが、実は東証スタンダード市場に上場しているそこそこの規模の会社です。
店舗型の自然派食品店に商品が置かれていることが多いのですが、公式サイトでの直販もやっています。前から気になっていた会社なので、送料無料に5000円分、創健社の人気商品を購入してみました。
この記事では、創健社がどのような会社かについてや創健社の注目商品、個人的に気になって購入した商品について紹介します。
創健社とは
創健社は、「地球環境を大切にし、食生活の提案を通じて人々の健康的な生活向上に貢献する」ことを企業理念とする企業です。
製造している製品は、自然派食品店でよく取り扱われています。逆に、一般のスーパーでは見かけません。
商品へのこだわり
創健社はかなり強いこだわりを持っているようで、使わない原材料などの方針が明記されています。
こだわり | 内容 |
不自然なものをつかわない | ・たんぱく加水分解物及び化学調味料不使用・遺伝子組換え原料原則不使用・不要な食品添加物不使用 |
やさしい原料をつかう | ・精製度が低く栄養成分がより多く含まれる原料の積極的な活用・有機原料及び国産原料の積極的な活用 |
いい商品をひろめる | ・植物由来の原料のみで作った商品の拡充・自社ブランド商品における放射性物質の自主検査を実施 |
「不自然なものをつかわない」という方針は、自然派食品の基本ですね。
「やさしい原料をつかう」という方針は、玄米のような食品のことを指しているのでしょう。玄米の外側を削って精米することで白米になりますが、その際に栄養素も減ってしまいます。食べられる部分を無駄にしていることにもなりますし、なるべく精製しない状態で食べようとするのはエコでもありますね。
「いい商品をひろめる」という方針の中には、放射能検査に加えて「植物由来の原料のみで作った商品の拡充」が含まれています。
確かに創健社の商品には植物由来の原料で作った商品が多いです。お好み焼き粉もかつおだしを使わずに昆布だしのみの製品が販売されています。こんぶだけでおいしいだしになるのか、味の面で不安がありますが、、、。
自然派⁼ベジタリアンではないはずなのですが、ベジタリアンの需要を狙っているのかもしれません。
設立は1968年の老舗メーカー
創健社は、1968年創業の老舗メーカーです。
このような経緯で創業されたらしく、食に対してこだわりを持っています。
創業の昭和43年(1968年)は高度経済成長の真っ只中で、食品産業の量産化・工業化が急速に進み、同時に食品公害事件が次々と発生し、社会問題となっていました。効率を追求するあまり、食の姿が歪められ工業製品化していく状況を憂い、真に健康的な心身を創るために、よりよい食のあり方・実践法を社会に提案することを使命とし、弊社は創業いたしました。
今はスーパーの食品でも食の安全には大きな問題はありません。たまに中国毒餃子事件などが起きますが、国産であればそこまで不安を感じるような出来事はないですよね。自然派の人は、長期的に摂取したらどうなるかを気にして添加物や農薬を避けているだけです。
全体的にリスクが低下したので、食の安全にこだわっている無添加ママは「うざい」「こわい」などと言われがちな状況でもあります。
しかし、1955年に森永ヒ素ミルク中毒事件が起きたように、もっと昔には命に関わる食の事件が起きてしまうという社会情勢でした。
そのような時期に設立された会社であれば、強いこだわりを持っているのも納得ですね。
東証スタンダード市場に上場
自然派食品業界では知名度がありますが、一般ではあまり名前を聞かないメーカーなので、小規模な企業なのかと思ってしまいます。しかし、実は投票スタンダード市場に上場している、中小企業の中では比較的規模の大きな企業です。
ある企業の株式がどの市場で取引されているか(上場)は、企業の大きさを示す指標になっています。
最近株式市場の区分が変更されたためわかりにくくなっていますが、創健社は現在は「東証スタンダード市場」というところで取引されています。いわゆる大手企業は「東証プライム市場」で取引されているのですが、「スタンダード市場」はプライム市場の次に規模が大きい会社向けの市場です。
市場区分変更前はジャスダックに上場していたので、ジャスダックで想像した方が規模がわかりやすいかもしれません。
自然派宅配サービスとして知名度のあるオイシックスと比較するとだいぶ規模は小さいですが、創健社も年間46億円の売上があります。
企業 | 資本金 | 売上高(2022年) |
創健社 | 9億2,046万円 | 46億円 |
オイシックス | 39億円 | 1134億円 |
様々なジャンルの食品を販売
創健社では、以下のカテゴリーの商品を販売しています。常温保存できる商品がほとんどですね。
老舗メーカーですので、特にこのような商品を開発してきたことに自信を持っているようです。
- 日本初の100%べに花油
- トランス脂肪酸がバターよりも少ないマーガリン
- 古来日本の代表的な植物油であったえごま油の復活
創健社の注目商品
このブログを書くにあたり、「創健社」という用語と一緒に検索されている用語にはなにがあるかを調べてみました。
以下の商品の注目度が高いようです。
マヨネーズ
「無添加 マヨネーズ」でAmazonで検索すると、一番最初に創健社のマヨネーズが表示されます。
化学調味料(アミノ酸)が使われていないのに加えて、原材料もこだわっています。マヨネーズの主原料は卵・油・お酢なのですが、卵にはお高い「有精卵」が使用されています。
食用植物油脂(なたね油、べに花油)(国内製造)、卵黄(鶏卵(国産))、醸造酢、砂糖、食塩、香辛料、(一部に卵・りんごを含む)
また、油にもこだわりがあり、手間がかかるといわれている「圧搾製法」のべに花油となたね油が使われています。
ガチ自然派の実家ではマヨネーズも手作りだったので、手作りするところをよくみていたのですが、このような原料配分です。
- 卵黄 2個分
- 塩 小さじ1
- サラダ油 1カップ
- 酢 大さじ2
あまり意識しないですが、マヨネーズを食べると実はがっつり油を食べていることになるんですね。なので、使っている油が健康にいいものであることも重要になります。そのほかにも、砂糖は北海道産のてんさい糖を使用するなどのこだわりもあります。
お高くなりそうな予感がしますが、創健社は自然派食品の中では日常的に買いやすい価格に抑えてくれる会社なので、そこまで高くはなく320グラム551円です。
レトルトカレー・カレールウ
普通のレトルトカレーやカレールーも売っていますが、創健社では植物性原料にこだわった商品の方が数は多いようです。
今回、「米粉でつくった本格カレールウ(フレーク) 」と「ベジタブルカレー(甘口)(レトルト)」を買ってみました。
失礼ながら、おいしいわけがないと予想していますが、こわいもの見たさで買ってしまいました。
米粉でつくった本格カレールウ(フレーク)の原材料はこちらです。
植物油脂[パーム油(マレーシア)、有機べに花油(アメリカ)]、米粉[米(新潟)]、砂糖(鹿児島)、カレー粉(インド他海外)、食塩(メキシコ)、馬鈴薯澱粉(北海道)、酵母エキス(国内産他海外)、りんご果汁(国内産)、トマトパウダー(スペイン他海外)、香辛料(インド他海外)
普通のカレールーには動物性の脂が入っていて、それ自体にうまみがあるのですが、それを植物油脂で代用している商品です。動物性の脂に変わるうまみが入っていなければ、その分おいしくなくなるわけなのですが、ほかの原料に代替可能なほどのうまみが入っているとは思えません、、、。
地雷系商品なのではないでしょうか。届いたら動物性カレーとの食べ比べレビューをしてみます。
小麦粉の代わりに米粉を使ったグルテンフリーのカレールーなので、アレルギー対策で買う人もいるようです。
トマト缶・トマトケチャップ
創健社では、ホールトマト缶とダイストマト缶の2種類が売っています。
有機トマトを使っているだけならイオンのトップバリュの自然派ブランド「グリーンアイオーガニック」にもあるなと、思ったのですが、創健社は缶にまでこだわっていました。
創健社のトマト缶は、「ビスフェノールA」を使った内面コーティングは行っていません。
缶詰商品は、主にポリカーボネート、エポキシ樹脂と呼ばれるプラスチックを使い内面コーティングをおこなっているものが多くありますが、その原料の「ビスフェノールA」という化学物質が残留し、微量に含まれます。
ビスフェノールAが体内に取り込まれる主な経路として、ポリカーボネート製の食器・容器等から飲食物に移行するケースや、食品缶詰または飲料缶内面のエポキシ樹脂による防蝕塗装が施された部分から飲食物に移行するケースなどがあります。
甘味・酸味・旨みの3つがバランス良く調和したDocet(ドゥチェット)種の長トマトを使用しているそうなので、こちらはトップバリュ「グリーンアイオーガニック」のトマト缶と食べ比べしてみます。
トマトケチャップも、「有機栽培完熟トマト使用トマトケチャップ」を購入してみました。トマトケチャップも一応食べ比べをしてみますが、大手メーカーのものもそんなに添加物は入っていないので、差は出にくいです。
商品名 | 原材料 |
カゴメ トマトケチャップ | トマト、糖類、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料 |
創健社 | 有機トマト(アメリカ)、ぶどう糖果糖液糖、りんご酢、食塩、たまねぎ、香辛料 |
ラーメン
創健社には、ラーメンにも植物素材の「ベジとんこつ風ラーメン」がありました。
豆乳でとんこつ風にしているそうなのですが、本当にとんこつ風になっているのか、そしておいしいのかとても不安です。
めん(小麦粉(小麦(国産))、澱粉、食塩)、豆乳粉末(大豆:遺伝子組換えでない)、酵母エキス、食塩、デキストリン、砂糖、粉末ごま油、野菜粉末、白いりごま、野菜エキス粉末、香辛料、乾燥ねぎ、ごま油/かんすい、(一部に小麦・大豆・ごまを含む)
自然派食品店のラーメンがすごくおいしいということはあまりないです。さらに植物素材縛りがかかるとさすがに美味しくなさそうなので、創健社の普通のラーメンも同時に買ってみるつもりでした。
しかし、、、適当に買った「醤油らーめん」、こちら商品名称に植物アピールが一切ないにもかかわらず、実は植物素材100%だそうです。だまされた感があります。
今度は野菜エキスで作ったものだそうです。
油揚げめん[小麦粉(小麦(国産))、植物油脂(パーム油)、澱粉、植物性たん白、食塩]、食塩、粉末醤油、酵母エキス、砂糖、野菜粉末、デキストリン、麦芽エキス、香辛料、乾燥ねぎ、ごま油/貝カルシウム、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に小麦・大豆・ごまを含む)
マーガリン
創健社はトランス脂肪酸の少ないマーガリンが売りのようなので購入しようと思ったのですが、通販では取り扱いがないようです。常温保存品しか販売していないのではないかと思います。
マーガリンは人気商品なので、提携している販売店では売っているはずです。
販売店リストは創健社の公式サイトで確認できます。
チョコレート
チョコは常温商品のはずですが、なぜか公式通販サイトで販売されていません。
創健社のチョコレート製品としては、ビッグアーモンドチョコと生チョコレートペーストが有名のようです。
ビッグアーモンドチョコは、砂糖の代わりにパラチノース・還元麦芽糖水飴を使っていて、アーモンドが丸ごと入ったチョコだそうです。
結晶パラチノース(国内製造)、植物油脂[パーム油(マレーシア)、ひまわり油(オーストラリア)、シア油(西アフリカ)]、ココアバター(西アフリカ、東南アジア)、全粉乳(北海道)、カカオマス(西アフリカ、東南アジア)、アーモンド(アメリカ)、粉末還元麦芽糖水飴[とうもろこし(アメリカ他)、馬鈴薯(国内産他)、甘藷(国内産他)、キャッサバ(タイ、インドネシア他)]/植物レシチン[大豆:遺伝子組換えでない(ブラジル)]、香料[天然バニラ香料(マダガスカル)]
426グラムが1,588円で販売されている、スーパーにはなかなか売っていないサイズのチョコですね。
一見高いと感じるのですが、88グラム220円の明治アーモンドチョコと比較すると重量が5倍になっていると考えると、この重量で600円高いくらい程度ですね。
こちらが明治アーモンドチョコの原材料ですが、結構いろいろ入っていますよね。
砂糖、アーモンド、全粉乳、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳糖、還元水あめ、レシチン(大豆由来)、香料、光沢剤
400グラム超えの大きな板チョコを売るのが自然食品店あるあるなのかもしれませんが、私の実家もチョコと言えば巨大な板チョコのことでした。手では割れないので、体重をかけて包丁でカットします。正直食べづらいので、なぜそうしているかは不明です。
「生チョコレートペースト」という名前はあまり聞かないですが、チョコレートスプレッド、チョコクリーム、チョコホイップとして売られているのと同種の製品のようです。こちらも冷蔵品なので公式通販では販売されていません。
創健社の生チョコレートペーストには、このような特徴があるそうです。
・カカオ分が多い
・砂糖から作られた低甘味素材のパラチノースを使用
・一般的なマーガリンに比べ、脂質約1/4・エネルギー約1/2と低カロリー
ポテトチップス
無添加ポテチがまずいというのはもう検証済みです。
https://natural-food.site/%e3%81%be%e3%81%9a%e3%81%84%e3%83%9d%e3%83%86%e3%83%81/
無添加ポテチ大手の深川油脂工業のものと、ライフの自然派ブランド「ビオラル」のものを食べましたが、どちらも大差ありませんでした。

例えばのり塩味で無添加ポテチがまずい理由を考えてみると、大半の素材がじゃがいもなのにポテチを食べて「のり塩の味がする」と感じられる味を添加物なしで実現するのは難しいということなのではないかなと思います。
しかし、今回はポテチの中でも味が濃い目と思われるバターしょうゆ味を買ってみました。もしかしたらおいしいかもしれないので、楽しみに食べてみます。
カメリナオイル
カメリナオイルという名前がまず初耳だったのですが、これも創健社の人気商品のようです。
アブラナ科の植物カメリナサディバの種子からとれた油だそうです。健康によいとされるオメガ3・オメガ6・オメガ9を含んでいます。
公式サイトの価格では170グラム1,692円とかなりお高いです。高いのでこれは今回は買いませんでした(笑)
健康にいい系の油は、ドレッシングみたいな、直接口に入れる量が多い使い方に向ていますね。ちなみに、カメリナオイルも、カップ麺にちょい足しして油を注ぐと容器が溶ける系の油だそうです。

さば水煮
理由はわからないのですが、「創健社 さば水煮」もよく検索されています。さば缶は「さば水煮」「さば味付」「さばカレー煮」の3種類がAmazonで売っているのですが、公式サイトではなぜか「さば水煮」がなかったので、代わりに「さば味付」を購入してみました。
缶詰系は、大手メーカーでもシンプルな原材料のことも多く、さば缶も添加物の面ではそれほど差は出ませんでした。
商品名 | 原材料 |
創健社・さば水煮 | さば(西日本)、食塩(イタリア) |
創健社・さば味付 | さば(国産)、醤油(大豆・小麦を含む)、砂糖 |
いなば ひと口さば水煮 | さば、食塩、しょうが、酵母エキス、野菜エキス、(一部にさばを含む) |
マルハニチロ さば水煮月花(プルトップ缶) | さば、食塩 |
しかし、創健社のさば缶は、さばが国産で、味付けに使われる醤油や砂糖にもこだわっているようです。正直調味料にまでここまでこだわらなくてもいい気はします(笑)
味付けはお醤油と粗糖のみのシンプルなものですが、お醤油は、寛政元年創業の笛木醤油の本醸造醤油を使用、粗糖はミネラル分が含まれた鹿児島県産の粗糖を使用しています。
さば味付は190g(固形量140g)が346円なので、これもそこまでお高いわけではないですね。
6,293円分購入
今回は、ネットでよく検索されている商品以外にも、おかし3種類とお好み焼き粉を入れて6,293円分購入してみました。
カメリナオイル170グラム1,692円が総額のかなりの部分を占めているので、それ以外の14品で4500円くらいになります。高めではありますが、引くほど高いわけでもないように思います。届いたらいろいろ食べ比べしてみます。
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