そのほか

オイシックスを使っている人はお金持ち?お得に使う方法も紹介

ママスタという掲示板で、「オイシックスを使ってる人って金持ちだよね?」というスレッドが立っているようです。

お金持ちでなくても食の安全を重視するご家庭もあるのですが、その場合は少し不便だけどより安く買える生協を選んでいると思います。そのため、便利だけど高いオイシックスを使っている家庭は、確かに平均よりは所得が高い傾向はあるかもしれません。

我が家はそこまでお金持ちではないですが、共働きなので便利さを重視していて、生協より割高ということをわかった上で使っていました。

この記事では、オイシックスがどれぐらい高いかや、オイシックスを使っている人はお金持ちかどうかについて詳しく紹介します。

オイシックスは高いのでお金持ち向けに感じる

オイシックスが高いと感じる理由は2つあります。

①食材がスーパーの1.5~2倍

②おしゃれな食材が多い

食材がスーパーの1.5~2倍

オイシックスの食材は、一般的なスーパーの食材の1.5~2倍の価格になっていることが多いです。また、スーパーとの違いが1.5倍以下で収まっている食材は少ないですが、逆に2倍以上の差がついている食材は結構あるので、値段の高さが目立ってしまいます。

オイシックスとイオンのネットスーパーで、食材の価格を比較してみました。(野菜類はグラム比較ができないので除いています。複数の取り扱い商品がある場合は、真ん中の価格帯のものを記載しています。)

食材オイシックスイオン倍率
米(5キロ)3,480 円2,246 円1.5倍
卵(10個入り)498 円288 円1.6倍
豚小間切れ(100グラム)317 円158 円2倍
牛乳397 円246 円1.6倍
国産牛角切り(100グラム)446 円297 円1.5倍

タイアップ商品が高い

オイシックスは、有名店や有名人とのタイアップ商品を多く扱っています。この商品が高いので、さらにお高いイメージになってしまいます。

食材セットのKitOisixは、有名人とのタイアップ商品が毎回いくつかラインナップに入っていて、比較的安く買える無印のKitOisixにあまり選択肢がないという状況になってしまうこともあります。

例えば、栗原はるみさんとタイアップした油淋鶏は2人前(肉500グラムと小ねぎ、調味料のセット)で2300円です。

「平飼いしらゆり鶏もも肉」を使っているそうなので、スーパーの鶏肉の価格よりはお肉そのもののコストがずっと高いのは分かりますが、それでもかなり割高感は感じます。最近メインで使っている生協(生活クラブ)では、秋川牧園というブランド牧場のお肉を販売していますが、それでも500グラム1,066円です。それに小ねぎと調味料、レシピをセットにしたものが2300円ですから、これはかなりお高いイメージになってしまうと思います。

また、有名店とコラボした「Oisixおうちレストラン」シリーズもお高いです。

商品内容量価格
博多かわ屋 博多流とりかわ焼き20本入り 320g5216円
串カツ田中 新おうちで楽しむ串カツセット20本4277円
千房 大阪グルメくいだおれセット・豚玉 2枚(236g×2)
・ねぎ焼すじこん 2枚(201g×2)
・オムそば1P(220g×2)
・たこ焼1P(8個入り)
4731円

内容量に対する価格が外食並みにお高いですね。

串カツ田中は、お店で食べる場合「定番8本盛り」が1400円なので、中身によりますが値段はほぼ変わりません。

こうしたぜいたく品の比率が高いので、その分日常食のバリエーションは少ない印象になってしまいます。

オイシックスを運営する「オイシックス・ラ・大地株式会社」が運営する、同じような宅配サービスの「らでぃっしゅぼーや」は、逆にタイアップ商品はほとんどなく、基本の食材が中心なので、タイアップ商品にあまり興味がない方は、らでぃっしゅぼーやの方がおすすめです。

オイシックスはお金持ちしか使えない?毎月の負担を検証

先ほども紹介した通り、オイシックスはスーパーの価格の1.5~2倍が基本です。

スーパーではなくオイシックスで食材を購入すると、どれぐらいの負担増になるのかを検証してみました。

すべてオイシックスにした場合

オイシックスはスーパーよりもだいたい1.5~2倍程度価格が高いです。

4人家族の1か月の食費の平均は、外食費1.5万円を含め平均8.4万円だそうなので、外食費を除くすべての食費をオイシックスにして、スーパーより1.5倍の費用になると考えると、約10.4万円となり、2万円の負担増になります。

4人家族で月2万円の負担増であれば、特別なお金持ちだけではなく、洋服代や娯楽費をその分節約して食にはこだわりたいという家庭も利用している可能性がありますね。

一部をオイシックスにした場合

我が家がやっていたオイシックスの使い方は、送料無料になる金額ぎりぎりで購入し、お得な「牛乳とか飲み放題」を使う方法です。

牛乳とか飲み放題は、月額1,628円を支払うと、300~500円程度の商品を毎週3個(月に12個)購入できるサービスです。300円のもの12個だと3600円になりますので、かなりお得になりますね。

購入できる商品は牛乳やお豆腐などの日常の食品で、オイシックス価格だと300~400円程度、スーパー価格だと200~300円程度のものが多いです。スーパー価格で考えても、12個だと2400円相当のものが購入できるので、かなりお得になります。

これを利用して、さらに本州で送料無料になる6000円分をオイシックスで購入し、残りの食材はスーパーで購入していました。

そのため、オイシックスに毎使う金額は2万4000円です。すべての商品が1.5倍の値段になっていると考えると、スーパーの商品との価格差は毎月8000円になります。

すべてオイシックスの食材にするよりは負担が小さくなります。

オイシックスを使う家庭のニーズは?お金持ち以外も使っている

オイシックスを使う家庭のニーズを、ママスタの投稿も参考に分類してみました。

必ずしもお金持ちとは限りませんが、共働き家庭など、平均年収以上のご家庭は多いようです。

①共働き家庭で時短したい

②食品の安全性が高い

③おしゃれ料理を作りたい

共働き家庭で時短したい

オイシックスを使う理由の一つに、お惣菜を買うよりは安い、外食をするよりは安いという意見があります。

特に、オイシックスはミールキットが充実しているので、買い物に行って食材を選んだりメニューを考えたりする手間が削減できるので、とにかく時間のない共働き家庭に人気です。

妹家族が使ってるけど、レシピどおりに作ると40分くらいで三品できるから便利らしい。
妹が作れない日は旦那や娘が作っておいてくれるくらい簡単だから高くても頼んじゃうみたい。総菜買っても同じくらいかかるからって。

ママスタ

外食を「1人あたり1000円」と仮定すると、ほぼ同じくらいという意見もありました。

全然お金持ちじゃないよ。
普通に外食したら1人1000円はかかるし2食で1980円でしょ。平日仕事終わってバダバタしてるのに、外食行く手間も時間省け素材も良く、良心的な値段だと思うけどな。

ママスタ

ミールキットも2種類あり、数日分の食材をまとめたもの(ちゃんとOisix)は確かに外食より割安ですが、1食分のメニュー(2品)がセットになったKitOisixは、1人1000円を超えるメニューも多いため、外食より安くはなかなかしづらいです。

しかし、ほぼ同じくらいの負担で、外食よりも健康によいもの、手作りのものを食べられるというのが人気の理由です。

ちなみに、時間のないけどちゃんとしたものを食べたいという共働き家庭向けには、ほかにも割高なサービスがたくさんあります。例えば、シェフを家に呼んで作り置きを頼めるシェアダインというサービスでは、材料費+シェフの人件費(3時間1万円以上程度が相場)がかかりますし、手作り無添加食品の冷蔵宅配サービス「シェフの無添つくりおき」も1食あたり1000円以上のコストがかかります。

食品の安全性が高い

オイシックスの食品には基本的に添加物は使われていませんし、国産素材です。そのため、一般的なスーパーと比較すると食品の安全性は高いです。

ママスタの投稿でも、西日本食材の取り寄せに使っているという方がいました。

震災の後に西日本の食材取り寄せに使ってた
少ないし高い

ママスタ

「西日本・北海道野菜」というカテゴリがあり、震災の影響で放射能が心配な方は、このカテゴリの中から選択できます。

今はそこまででもないようですが、震災直後はこうしたニーズも高かったようです。

ただ、食品の安全性という観点のみに絞ってみれば、オイシックスで提供されている食品と同程度の安全性の食品は、実は生協でもっと割安で購入できます。

生協と比較すると、オイシックスは手軽・便利で、万人受けする味にこだわっているというメリットがありますので、そうした点にメリットを感じる人が使っていると思われます。

おしゃれ料理を作りたい

オイシックスは基本的に忙しい共働き世帯の手抜きに向いているサービスなのですが、共働き世帯は買わないのではと思われるようなおしゃれメニューもかなり多いです。

例えば、ミールキットのKitOisixには、ビビンバなどのシンプルなメニューもあるのですが、「生ハムのサラダそば粉ガレット」などの、おしゃれすぎるメニューもあります。

オイシックス・KitOisixのガレット

こちら、セットに入っているのは1食の栄養素としては全く足りていないと思われる以下のものだけで1,966円です。(そばガレット、生ハム(ハモンセラーノ)、パプリカ(黄)、ベビーリーフミックス、生たまご、粉チーズ)

生ハムが高いので仕方ないと思われますが、このメニューはかなりのぜいたく品ですね。

このようなメニューが多数ありますので、コスト面を気にしなければ、オイシックスで楽におしゃれな食生活が実現できます。

オイシックスをお得に使う方法!お金持ち以外も使える

オイシックスはいろいろな割引制度がありますので、それをうまく活用すれば、出費を抑えることができます。

ここからは、オイシックスをお得に使う方法を紹介します。

①送料を安くする

②牛乳とか飲み放題に入る

③VIP会員になる

④高額商品は買わない

送料を安くする

オイシックスをお得に使う基本の方法は、送料をなるべく安くすることです。

送料は、定期会員かどうかと、住んでいるエリアによって異なります。

無料になるのは本州在住の定期会員のみで、ほかのエリアは有料ですが、6000円以上購入すれば沖縄でも送料を500円に低くすることができます。

こちらは、定期会員の地域別の送料です。

ご注文金額(税抜)本州北海道・四国・九州沖縄
6,000円~0円200円500円
4,000円~200円400円1,000円
~3,999円600円800円1,500円

牛乳とか飲み放題に入る

先ほども紹介しましたが、オイシックスは「牛乳とか飲み放題」というサービスに入るとお得に利用できます。

牛乳とか飲み放題は、月額1,628円を支払うと、300~500円程度の商品を毎週3個(月に12個)購入できるサービスです。

以下のようなジャンルがあり、牛乳以外にも豊富な商品から選ぶことができます。

牛乳・豆乳、ヨーグルト、パン、シリアル、ハム、ソーセージ、肉加工品、たまご、チーズ、海藻、乾物、水産加工品、お菓子、デザート、ドリンク、スープ、大豆加工品、その他、野菜

毎月1500円分くらいはお得に購入できます。

単品購入した場合の価格も参考に表示してあるので、なるべく元の価格が高いものを選びたいという気持ちになりますが、110グラムのパン1個が400円を超えるなどもともとお高すぎる商品もラインナップに入っていますので、元値はあまり気にせず選ぶのがおすすめです。

VIP会員になる

オイシックスには「VIP会員」という制度があります。このVIP会員になれると、ポイント付与が1.5倍になりますので、少しお得に購入できます。

VIP会員は、定期会員で「3ヶ月のご購入金額が月あたり平均2万円」、または「6ヶ月のご購入金額が月あたり平均1万円」が認定基準だそうです。

最近初めてVIP会員の制度に気が付いたのですが、送料無料になる6000円分をきっちり毎週頼んでいたので、我が家もVIP会員になっていました。

確かに、たまにVIP限定商品のお知らせが来ていました。(ログインするとポップアップでセール会場にいけるやつです)

ただ、VIP限定商品はもちろんおいしいんでしょうが元の価格が高いので、安く使いたい我が家は一度も買ったことがありません。ポイント1.5倍の方は、全員に恩恵がありますので、こちらがメインの特典ですね。

高額商品は買わない

オイシックスでは、基本の食材はスーパーの1.5~2倍程度で収まりますが、加工品になるともっと高額なものも多いです。

特に週ごとの特集系にはすごいお値段のものもあります。

今週の特集で販売されていた「やまや監修!柚子胡椒香る明太フランス×5」はなんと3,121円です。パン5個のお値段です、、、。

なので、安く使いたい場合、割高なものは避ける必要があります。

割高なものは買わないという観点で考えると、オイシックスでは選択肢が狭まってしまうので、もともと高額商品が少なく、基本の食材が多いらでぃっしゅぼーやの方がおすすめです。