親鶏のお肉はまずい? 食べられる方法も紹介

実家が生協のヘビーユーザーだった筆者は、スーパーに売っていないため実家を出てから食べられなくて残念に思っている食べ物があります。そのナンバーワンが、「親鶏」です。

「鶏肉=若鶏」になっていて、鶏肉にわざわざ「若鶏」をつけないお店もあるくらい、親鶏は市販されていません。でも、親鶏はお肉の味が濃くておいしいんです。

しかし、「親鶏はまずい」と考えている人もいるようです。それはもしかして、かたまりのお肉を食べてしまったからではないでしょうか?

親鶏のお肉は、とにかく固いです。なので、筆者の実家で利用していた生協(グリーンコープ)では、ミンチかスライスしか売っていません。

今回は、親鶏のおいしさと、食べてみる方法について紹介します。

親鶏のお肉とは?

卵を産んでいない鶏が若鶏、卵を産んだ鶏が親鶏です。

親鶏のお肉の特徴を一言で言うと、「固いがうまみが強い」ことです。卵を産んだからうまみが強くなるというより、飼育期間が長くなるとうまみが強くなるそうです。

昔は普通に食べられていたそうなのですが、今はスーパーには若鶏しか置いていないですよね。

値段は基本的には安い

卵を産み終わった後の鶏なので、若鶏よりも基本的には安いです。筆者の実家で利用していた生協(グリーンコープ)では、若鶏よりも安い価格で売られていました。

一部ブランド鶏の親鶏だと、高い場合もあるようです。

ミンチまたはスライスでないと固さが目立つ

とにかく固いです。なので、ミンチかスライスが食べやすいです。

どれぐらい固いかというと、商品タイトルに「※親鳥のため昔ながらの「硬い肉質」の鶏肉となります。ご了承ください」と注意書きが書かれるほどです。

でも、スライスにするとそのコリコリ感がおいしかったりもします。ミンチやスライスにしょうゆベースで味付けして、ごはんの上に乗せるのがおいしいです。

焼肉 親鳥専門店 ばかたれによると、高級鶏なら親鶏でもお肉が柔らかいそうです。「固くて安い」という特徴に当てはまらない親鶏もあるということですね。

すべての親鳥が硬い訳ではありません。当店の親鳥は、全体10%しかない高級ブランド卵を産む親鳥です。この品種は、とても柔らかく脂がたっぷりのっていて地鶏以上の旨さなんです。

生協でも取り扱いは限られる

普通のスーパーにはまず置いていないですが、生協でもあまり取り扱いがありません。あっても種類は1種類のことが多いです。

筆者がメインで利用している「生活クラブ」では、「親鶏つくね(鶏軟骨入り)」の1種類のみが販売されています。

全国対応のおいしっくすでは、毎週ではないですが、「国産親鶏のひき肉」が販売されています。

親鶏を食べてみたい!

親鶏がおいしい!うまみが強い!と言っても食べてみないと味は想像できないですよね。

親鶏は通販でも入手できるのですが、1キロ単位の販売や、かたまりのお肉が多いようで、少し買いづらいです。

そこで、首都圏で食べられるレストランを調べてみました。「親鶏 都道府県名」で調べてみると、お住まいの都道府県でも見つかるかもしれません。

おやひなや

チェーン店の「おやひなや」で食べられます。

おやひなやはフランチャイズ形式らしく、どこに店舗があるのかの一覧がわからなかったのですが、東京何か所かと、本拠点の愛媛県には少なくとも店舗があります。

おやひなやで食べられる親鶏メニューは1種類のみで、骨付鳥です。同じ骨付鳥のメニューで親鶏か若鶏か選べるので、食べ比べができます。ただ、骨付鳥だとやっぱり固さが目立ってしまうんですよね。

「親鶏うますぎ!!」となるほどのおいしさはないです。固さには目をつぶって、味のうまみを体験してみてください。

ばかたれ

東京・五反田にある、「焼肉 親鳥専門店 ばかたれ」だと、例えば以下のような多彩な親鶏メニューが提供されているそうです。

・白レバー

・鶏ホルモン

・焼き鳥

・丸かわ

・ベーコン

・ゆっけ

先ほども紹介した通り、親鶏でありながらあまり固くないそうなんです。一般的に買える普通の親鶏は固いものが多いですから、このお店限定の味・食感になってしまうかもしれません。

また、コースが5,500円からとなっており、少しお高いです。

手打 親鶏中華そば 綾川

食べログで人気ランキングのトップ5000に入っているラーメン店です。スープもチャーシューも親鶏で作ったそうで、親鶏のうまみががっつり体験できますね。

ラーメンファンからの人気も高いようなので、行ける距離に住んでいる方は、評判のいいラーメン屋を食べに行く感覚で食べに行くのもいいかもしれません。

親鶏のお肉を購入する方法

普通の店舗にはほぼ売っていないので、親鶏をお肉として購入したい場合、生協か通販になります。

通販で買う

アマゾンや楽天で販売されてはいます。しかし、1キロ単位の販売や、かたまりのお肉が多く、選択肢が限られます。

親鶏は本当に固いので、最初はミンチやスライスから始めるのがおすすめです。「親鶏 ミンチ」で検索するといくつか出てきます。

生協・おいしっくすで購入する

取り扱いのない生協もありますので、会員登録済みの生協がある方は、親鶏が購入できるか調べてみてください。

親鶏が売っているかどうかは生協の「ガチ度」と比例する印象がありますので、COOPブランドが多めの生協では取り扱いがないかもしれません。

COOPブランドとは、複数の生協が集まった日本生活協同組合連合会が開発したブランドです。それなりに添加物が使われている商品が多いです。

新しい味を知りたい方はぜひ

関西より西を中心に展開するグリーンコープでは、親鶏スライスと親鶏ミンチを取り扱っていました。筆者は特に親鶏スライスが好きで、親子丼や佃煮的なメニューでよく食べていました。

クックパッドで「親鶏スライス」と検索すると、検索結果はわずか5件です。食材としてレアなんですね、、、。

親鶏スライスが入手できないので、自分で試せていないのですが、このような、醤油ベースの「おつまみ」的なメニューにするとおいしいと思います。

Cpicon 親鳥スライスで簡単おつまみ by そら☆うみ∞